こんにちは足整体 高坂の矢島です。
久しぶりの投稿です。
本日は「足のアーチ」についてのお話をしたいと思います
足のアーチ。
なんとなく大切!ってことは知っているけど、何がどう大切なのか分からない。
そんな方もいらっしゃるかと思います。
「医学的にどう」とか「研究ではこう」とかそういうのは僕は好きじゃないし、ほとんど意味がないと思っているのでここではそんな話はしません。
足整体を行っている上で、実際に施術させていただいて分かったことや、効果が得られやすいものなどのお話をしていこうと思います。
<アーチの役割>
アーチの大きな役割の一つに「クッション」があります。
歩く時に足が接地する瞬間にアーチがクッションの役割をします。
クッションがあるから体重をかけても身体に負担をかけずに歩くことが出来ます。
だがしかし。
歩くときは踵からつきましょう、という情報が出回っている。
踵はクッションにはならないので、いろんなところに負担がかかり不調の原因になってしまうのです。
<アーチをクッションとして使うための3つの大切なこと>
アーチが上手に使えると、身体の土台が安定し身体の負担が少なくなり、不調が減ります。
そこでアーチを上手に使えるようになるために大切なことを3つお伝えします。
1、足裏全体で接地する
2、足指が床に触れている
3、第5中足骨粗面の上に重心が来る
最後なんだかいきなり難しそうな単語が出てきました。
第5中足骨粗面???
・・・
大丈夫!
身体の専門家でもちゃんと知っている人は少ないですから(笑)
後でちゃんと説明します。
1、足裏全体で接地する
歩くときに踵から接地するのはあまりよろしくないです。
理由は3つ。
①足指が反ってしまう
②クッションがないため膝等への負担が大きい。
③前に進むために後ろ足で床を蹴らないと進めなくなる
一つ一つ説明するととても長くなっちゃいそうなので詳しいことはここでは端折ります。
が、①の足指が反ってしまうのが足のアーチを作る上でめちゃめちゃマイナス。
足指が反ってしまうと横アーチがなくなってしまいます。
手もそうなのですが、5本の指先を使おうとするとアーチが出来ます。
実際に手でやってみるとわかると思います。
指をピンっと反ると手の横アーチが潰れるのが分かりますか?
横アーチを潰してしまうと指先が使えず、使おうとしてもとてもとても負担がかかります。
歩く時に踵から接地すると、これと同じ状況が足に起こって横アーチが潰れてしまいます。
こんな感じに
そうすると、クッションが働かなくなり、身体の負担になる。
なので、踵から接地する「意識」は良くないです。
実際に踵から接地してしまうのは、まぁ仕方ない部分もあるのですが、可能であれば足の裏全体で接地することが望ましいです。
2、足指が床に触れている
先ほどの足裏全体で接地する、と繋がる部分ではありますが足の指が床に触れている状態がとっても大切です。
その理由もここでも3つ。
①横アーチが作れる
②重心が前に行く
③床からの感覚がたくさん入る
特に横アーチがとっても大切。
横アーチはここのこと
横アーチは手にもあります。
さっきのこの写真。
手の横アーチは手の力が抜けていると自然に出来ます。
横アーチがない状態では、5本の指先をスムーズに使うことは難しいです。
仮に横アーチを潰して手を動かしてみるとすっごく大変。
手に変な力が入ってしまい、使いにくくなりませんか?
これと同じことが足でも起こります。
足も本来、力が抜けていると手と同じように横アーチが出来ます。
それを変なクセで横アーチを潰してしまっている方が多い。
5本の指が床に触れている状態を作るということは、横アーチがうまく作れているということ。
あ、足の指に力を入れれば良いわけじゃありませんよ??
手と一緒です。
力を抜いて指先が触れている状態、これが自然に出来るようになることが大切です。
3、第5中足骨粗面の上に重心が来る
はい!でました、第5中足骨粗面。
ココです!
小指の骨の踵よりの出っ張り。
ここが第5中足骨粗面です。
ここの真上に重心がくるようになるとアーチが潰れにくく、いい感じで支えられます。
扁平足や外反母趾の方はここよりも内側に重心がきてしまい、アーチが潰れていることがほとんどです。
ここの上に重心が来るためには、自分の脳に第5中足骨粗面の場所をわかってもらう必要があります。
なので、脳に感覚を伝えるために、第5中足骨粗面の骨をゴシゴシ磨くと良いです。
この骨の出っ張りを磨くんです。
第5中足骨粗面、探せましたか?
小指の外側を踵方面に撫でていくと分かりやすいかもしれません。
少し出っ張りがある辺りをゴシゴシ磨いてください。
脳にその場所を教えてあげたら、今度はそこの上に重心を乗せる気持ちで立ってみてください。
これらのことが上手くいくとアーチが潰れずに立てると思います。
文章でお伝えするのは難しい💦
もしよくわからないようであれば足整体に来ていただければ、骨標本を見ていただきながら、身体を使って感覚的にも分かりやすくお伝えできると思います。
一人一人の身体の使い方も違うので、それぞれに合ったトレーニング方法もお伝え出来ますので、ぜひご相談ください。
それではまた!