身体が整う広い視野

こんにちは、足整体 高坂の矢島です。

 

もうすぐ梅雨ですね。

来週から天気が良くない日が続くみたいです。

梅雨にタオルの洗濯をどうするか今から悩んでいます。

裏にコインランドリーがあるので、最悪そこを利用する形になるんでしょうね。

 

さて、足整体にはさまざまな方が来られます。

 

高齢の方は90代から若い方は小学生まで。

扁平足や外反母趾、足底筋膜炎はもちろん、膝痛や肩こり、腰痛、頭痛の方。

疲れている自分へのご褒美、大切な人の誕生日プレゼント。

一見元気そうな方から半身麻痺の方や車椅子の方まで本当にさまざまです。

 

現役で働いている方も多く、中には整体師や理学療法士、ロミロミやヨガの先生などの身体の専門家、シューフィッターや美容師、ネイリストさんなんかもいらっしゃいます。

そしてそれぞれの職業ならではの悩みをお伺いすることも多いです。

 

先日来られたネイリストさんから、足のネイルの施術時に身体が左右非対称になり疲労や痛みが出やすい、どうしたら良いですか?という相談をお受けしました。

ネイリストさんに限らずですが、身体が左右非対称になるお仕事で、身体に負担がかかり不調を引き起こしていらっしゃる方が少なくないです。

 

お身体の使い方や、環境を調整する等で解決できる場合もありますが、それが難しい場合もあります。

先日の相談もそうでした。

どうやったって左右のねじれが生じてしまう。

 

そこで僕がお伝えしたことが、他の方にも参考になるんじゃないかな?と思いこちらでお話ししようと思います。

 

「視野」のお話です。

広い視野で見るとたくさんの良いことがあるよ、と言うお話し。

 

<中心視野と周辺視野>

特に細かい作業をする場合、どうしても集中し過ぎてしまい視野が狭くなりやすい。

専門的な言い方になってしまいますが、「中心視野」優位になりやすいんです。

 

視野には「中心視野」と「周辺視野」があります。

 

中心視野は視野を狭めてその物をしっかり見るのに適しています。

縫い針の穴に糸を通す時なんかがそれです。

肩や首が固まってしまいやすいということは容易に想像できると思います。

 

中心視野自体は何も悪いことはありません。

ですが、長い時間中心視野で物を見てしまうと、身体に負担がかかってしまいます。

 

動物で例えると、中心視野を使う時は、肉食動物が獲物を捕まえる前の態勢なんかがそうです。

ずっとその姿勢を続けていると、なんだか姿勢が悪くなりそうでしょw

息を潜めているので、呼吸も浅くなります。

 

ただ、肉食動物は低く構えている時にパワーを溜めて、一気にそのパワーを解放して獲物を追いか飛び掛かります。

ギュッと固めてしまっていても、その後に固めている筋肉をしっかり動かすはず。

なので中心視野で獲物を捉えていても、固めていた筋肉をその後しっかり使うので肩が凝ったり不調の原因になったりはしません。

 

反対に周辺視野を使う時は、警戒した草食動物が周りを見渡す時。

あれ、背筋がスッと伸びている感じがしませんか??

 

誤解を恐れずに言えば

 

・中心視野=姿勢が悪くなる

・周辺視野=姿勢が良くなる

 

とも言える。

 

<広い視野で見よう>

話を戻すと、

作業中に中心視野優位になりやいと姿勢が悪くなるから、周辺視野も使ってみると良いよ、という事。

 

実は僕自身も気をつけています。

施術中に中心視野で見てしまうと、姿勢が悪くなり施術がうまくいかない時があります。

なので周辺視野で見る意識と、それに加え自分の後ろ側・上下の意識も同時に行うようにしています。

目に見えないところへの意識です。

 

スピリチュアルの「宇宙と繋がる感覚」とかもこれに近いのかもしれません。

プロのサッカー選手が自分の目でも見えていないところへ絶妙なパスを出すじゃないですか。

あれも見えていないところへの意識ですね。

 

常に広い視野も併せ持つことが大切なのです。

施術でもスポーツでも。

パソコン作業でも同じですね。

 

中心視野で物を見つつ、視野を広く保つ。

これができると少々捻れた姿勢でも身体の負担が少なく作業が出来、疲れにくい状態になります。

 

ただ姿勢を良くしようと思った時と、視野を広げてみた時の自然と姿勢が良くなる感じ。

自分でやってみるとわかると思うのですが、全然違います。

呼吸も深く入るようになります。

ぜひ試しにやってみてくださいね。

 

言うのは簡単ですが、やるのはとっても難しい💦

でも少しでも広い視野を獲得することができればたくさんの恩恵を得ることが出来ますよ!!


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