ボディイメージ

こんばんは、足整体高坂の矢島です。

 

今日はボディイメージについてのお話をしてみたいと思います。

ちょっと難しい概念なので、うまく伝わるかわかりませんが頑張ってみます。

(似たような概念でボディスキーマというものもありますが、混同しちゃうのでそれはまた別の機会に。)

 

<ボディイメージとは>

ボディイメージって聞いたことありますか?

ボディイメージっていうのはなかなか言葉でお伝えするのが難しいのですが、一言で言うなら「自分の身体がどんな感じか分かっているかどうか」と言うことです。

普通の方は日常生活を送る上では問題がないので、特に気にする必要がないのですが、特に脳卒中で片麻痺になられた方はボディイメージが崩れている方が多く、セラピストはボディイメージの再構築するべくさまざまな働きかけを行います。

 

<車幅感覚>

自動車を運転したことがある方は何となくイメージしやすいかと思うのですが、運転する際に「車幅感覚」があるかどうかで運転の上手い下手が出ると思うのですがそれに似ています。

初めて運転する大きい車は車幅感覚が分からず、スムーズに運転出来ないですよね?

 

同じようなことが自分の身体でも言えるのです。

 

自分の境界線が分かっているかどうか。

自分の手がどこにあり、足がどこにあるか。

どういう形をしているか、太さはどうか、長さはどうか。

顔はどこにあるか、口はどこにあるか。

 

ボディイメージとは、そういった身体のパーツの位置や大きさを感覚として分かっているかどうかです。

 

<ボディイメージが崩れるということは>

自分のボディイメージを100%完璧に分かっている、という人はいません。

そして、ボディイメージが濃いところと薄いところがあります。

 

普段、日常的に使っているボディイメージで事足りてしまっているので、それでも全く不便を感じないのです。

ただ、薄いボディイメージのために身体の不調に繋がっているケースも多いのです。

 

足整体 高坂には足の不調を抱えた方が多くいらっしゃいます。

その方々のほぼ100%、足のボディイメージが崩れています。

 

足は指が5本あって、ここについていて、このくらいの大きさで・・・

ということは、「頭では知って」います。

でも、「身体で分かって」はいません。

 

例えば外反母趾の方。

 

親指が外側に向いてしまっていることは、目で見れば一目瞭然ですが、感覚として「外側に向いている感覚」はありません。

長年、親指が外側に向いてしまっているため、「その方向が普通の感覚」になってしまっています。

 

ボディイメージが崩れてしまっている、と言えます。

 

また、普段使えていない足指のボディイメージも「薄い」はずです。

 

ただ脳卒中の片麻痺とは違うところでは、脳に直接のダメージがあるわけではないので、ボディイメージの修復も比較的しやすいというところです。

(脳卒中に比べたらという意味で、簡単ですよ!と言いたいわけではありません。長年のボディイメージの崩れも相当頑固なものです💦)

 

ボディイメージについて何となくご理解いただけましたか?

難しいですよね。

 

でも人間が動く上で、ボディイメージは基礎中の基礎になっているところです。

自分の車幅感覚を研ぎ澄ませ、疲れなく運転できるようにしたいものですね。

 

<じゃぁどうすれば良いのよ>

ボディイメージの修復には何をすれば良いの?

という疑問が浮かんで来ませんか?

 

どうやってボディイメージ修復すれば良いか。

(修復という言葉が適切ではない気もしますが)

 

簡単で誰にでも出来ることは、「触ってあげる」ことです。

 

えっ?触るだけで良いの?

 

そうです、自分のボディイメージが鈍いところを触ってあげて下さい。

 

車を手洗いで丁寧に洗車すると、車幅感覚が分かりやすくなりますが、それと一緒です。

(いちいち車を例に出しちゃうな・・・)

 

どういう形をしているか、どこに関節があるか、爪はどのくらいの大きさか、骨の長さはどうか・・・

などなど、出来るだけ細かく丁寧に感じながら触ります。

表面を丁寧にさするのも効果的です。

 

特に副作用もありませんので、ぜひやってみて下さいね。

 

もちろん足整体 高坂にいらっしゃっても良いです。(ニッコリ)

ご連絡お待ちしています!

 

それではまたっ!


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