肩の痛みと肋骨の関係

こんにちは、矢島です。

足整体 高坂には最近、肩が痛くて来られる方が増えています。

 

夏のエアコンで冷えすぎてしまって、肩周りを固めてしまっていることが原因なのかも知れません。

しかし、なぜ足整体なのに肩のトラブルで来られるのか不思議です💦

 

肩のトラブルの多くは鎖骨や肩甲骨の動きが良くないことで起こることが非常に多いです。

特に肩甲骨の動きに関しては、肩甲骨についている筋肉の硬さに加えて肋骨の動きが大きく関係しています。

 

肩甲骨は肋骨の背中側を滑るのですが、肩甲骨の動きに合わせて肋骨も動かないとスムーズに動かないんです。

肩甲骨だけ動かしても、肩甲骨周りの筋肉が緩んでいても、肋骨の動きが良くないといい感じに動きません。

肋骨は呼吸の時に動くだけでなく、腕の動きにも影響しているんですね。

 

そんな肋骨の動きを良くするのには、いくつかの方法があります。

ご自分でやる方法は色々ありますが、その一例をご紹介ます。

 

1、胸郭呼吸トレーニング

・仰向けに横になり両手を胸の上に置き、ゆっくり呼吸します。

・吸う時に肋骨が上に上がるのを感じ、吐く時に肋骨が下の位置に戻るのを感じます。

・これを繰り返し行います。(10回程度)

 

効果:呼吸で胸郭を全体的に動かし、胸郭の可動域を広げることで、肩甲骨がスムーズに動きやすくなります。

 

2、回旋運動

・仰向けに横になり、左膝を立てます。

・足の裏で床をゆっくり押し、左の骨盤を持ち上げます。

(この時、肩や首の力は抜いておきます)

・そのまま床を押し続け、背骨を捻ります。

・ゆっくり元の位置に戻ります。

・これを繰り返し行い、その後右側も同じように行います。(10回程度)

 

効果:肩甲骨が安定している状態で肋骨が動くことで、肩甲骨と肋骨の関節が動きやすくなります。

 

3、背中側の筋の緊張を緩ませる

・バスタオルを半分に折り、その後棒状に丸めます。

・丸めたバスタオルを背骨の下に来るように仰向けに横になります。

・そのまましばらく呼吸を感じます。

・バスタオルの上に乗った身体をゆっくり左右に倒します。(10往復程度)

・バスタオルを取り、床と背中が接している感覚が増えたかどうかをチェックします。

 

効果:胸郭の特に背面の筋が緩むことで、肩甲骨の動きに合わせて肋骨が動きやすくなります。

 

これらのトレーニングで肩の動きを改善しつつ、肋骨の柔軟性を向上し、猫背の改善も期待できます。

肩の痛みのある方や姿勢を良くしたい方は、是非ムリのない範囲でやってみて下さいね。


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