今日は足底筋膜炎についてのお話です。
そもそも名前は足底筋膜?足底腱膜?どっちなの?
とたまに聞かれますが・・・
どっちなのでしょうか??笑
筋肉は骨にくっつく前に腱になるのですが、筋肉も腱も同じ筋膜(腱膜)に包まれている。
なので、どっちでも良いんじゃないでしょうか?
でも僕も含めて足底筋膜っていうことが多いですね。
ってことで足底筋膜にしましょう!!
実は僕、昔はよく足底筋膜炎で悩んでいました。
痛くない時は全然問題なんだけど、一度痛くなるとそれはもう大変です。
歩くだけで痛いので、びっこ引いてしまってね。
今では足の使い方などが改善したため、足底筋膜炎にはここ数年は全くなっていません。
足の使い方や身体のコンディショニングで足底筋膜炎は予防出来るし、痛みが軽くなったりもします。
<足底筋膜炎になりやすい人の特徴>
足整体にも足底筋膜炎の方が多く来られます。
その中で足底筋膜炎になりやすい人にはいくつかの特徴がありました。
①身体が硬い
②アーチが機能していない
③安全靴を履く仕事をしている
この3つ。
それでは順に見ていきましょう。
①身体が硬い
身体が硬いと足底筋膜炎になりやすいです。(反対に身体や関節が柔らかすぎると外反母趾になりやすいです)
特に身体の背面の緊張が高い方が多いです。
身体の背面が硬いと、腰〜もも裏(ハムストリングス)〜ふくらはぎ〜足底筋膜と繋がる筋膜全体が張ってしまいます。
常に腰から下の緊張で、足底筋膜にストレスがかかりっぱなしになっている状態。
そこに後述するアーチの崩れが加わると、足底筋膜がビリッといってしまい足底筋膜炎になってしまいます。
②アーチが機能していない
内側縦アーチが潰れることで、足底筋膜が伸ばされてしまい足底筋膜がビリッといってしまいます。
アーチが機能すると(外側縦アーチで身体の重さを支え、横アーチが出来ることでゆび先が接地し、内側縦アーチがクッションになる余力がある状態)足底筋膜へのストレスが減り、足底筋膜炎になりにくくなります。
また、足底筋膜炎になっちゃったとしても、痛みなく接地することが出来るようになります。
母趾球側で接地するクセがあると、最初は意識しないと難しいですが、その状態が普通の状態になっちゃえばこっちのもんです。
③安全靴を履く仕事をしている
足底筋膜炎で足整体に来られる方の多くは、仕事で「安全靴を履いている」方が圧倒的に多いです。
最初はなんでみんな安全靴なんだろう?と思っていましたが、多分これだなと目星はついています。
安全靴は重いものが足に落ちても大丈夫なように足先が硬くなっています。
そして少し潰れても良いように足先に少しスペースがあるんですね。
足先のスペースがあるということは、つま先を上があがった状態(浮きゆび)になりやすいのです。
安全靴を普通の靴より重いので、余計に浮きゆびになりやすい。
浮きゆびは足底筋膜炎に2つの悪影響が出ます
・横アーチが崩れる
・足底筋膜を引っ張る
安全靴は足底筋膜炎になりやすい履き物と言えます。
とはいえ、仕事上安全靴を履かないといけないので、なかなか難しいところですね。
インソールなどで少しはマシになるかも知れませんが・・・
足底筋膜炎には不利な安全靴ですが、全身のコンディショニングに加え、足の使い方を見直して筋膜への負担を減らすのが近道です。
ということで、足底筋膜炎になりやすい方の特徴でした。
いかがでしたでしょうか?
スポーツ等で足を酷使している場合は別ですが、日常生活を送る上では対処方法が分かっちゃえば足底筋膜炎は意外と大したことはないです。
とにかく今から出来ることは
・身体の背面の緊張を整える
・足の使い方を見直す
・出来れば安全靴を履く時間を少なくするorインソールを入れる
です。
足底筋膜炎でお悩みの方、一度ご相談ください。