こんにちは、矢島です。
今日は少しマニアックなお話です。
足のアーチを語る上でとても大切な骨「距骨」についてお話します。
距骨は、足首の真ん中にあり、スネと足を繋げて体重を足へ伝える「中継地点」の役割をしています。
距骨はココ↓

実はこの距骨の位置がズレる(多くの場合内側にズレる)ことで、足のアーチの崩れや歩きやすさに繋がっているケースはとても多いです。
<距骨には筋肉がついていない>
距骨は筋肉がくっついていない、メチャクチャ変なヤツです。
筋肉がついていないので、「自分では動けず、周囲の環境次第で位置が決まる」という、かなり繊細な骨なんです。
なので
・立ち方
・足の使い方
・重心の位置関係
などの日常のクセが、そのまま距骨の位置に反映されます。
<筋肉を鍛えても距骨の位置は戻らない>
筋肉が直接くっついていないので、筋トレで直接引き戻すということはできません。
だから、
「足の筋肉を鍛えましょう」
「アーチを作る筋トレをしましょう」
だけでは、距骨の位置は変わりにくいのです。
距骨は筋肉が付着していないからこそ、「鍛える」のではなく「支え方を変える」ことが大切です。
<距骨を整えるカギは感覚と荷重>
距骨は、
・どの骨で支えられているか
・足のどこに体重が乗っているか
・ 足裏で何を感じているか
こうした感覚と荷重のかかり具合で、自然と位置が決まります。
だから当院では、
・第五中足骨側で支える
・足ゆびの接地(特に小ゆび)
・膝の向き
・股関節の使い方
など、これらの感覚をお身体を通して体感していただくことを重視しています。
また、距骨の位置を安定させるために、場合によってはインソールをおすすめすることもあります。
インソールに関しては、ゆうるり鍼灸院という僕の仲間にお願いしています。
(病院時代の後輩で、僕に次いでなかなかのイケメンです笑)
↑入谷式足底板を作っています。
鍼灸の腕前も僕が保証します!!
<距骨が内側に入ると、何が起きるのか?>
距骨は、本来の良い位置であれば、かかと・第5中足骨(足の外側)・足ゆびにバランスよく体重を分配します。
ところが、距骨が内側に入り込むと
・内側縦アーチがつぶれやすくなる
・母趾球側だけで体重を支える(タコの原因)
・足首が不安定になる
・膝や腰に負担がかかる
といった状態が起こりやすくなります。
「アーチが崩れた足」の背景には、この距骨の位置が良くないことがとても多いのです。
<距骨が整うと起きる変化>
距骨が無理なく正しい位置に収まると、
・アーチが自然に保たれる
・足首が軽く動く
・膝や腰の負担が減る
といった変化が起きやすくなります。
<距骨を動かすと痛い人>
距骨が内側に入っている方の、骨を動かそうとすると物凄く痛い、という方が一定数いらっしゃいます。
これは、
・ 距骨まわりの筋膜や靭帯が過剰に緊張している
・足首を守ろうとして神経が過敏になっている
状態であることが多いです。
特に、
・外反母趾や足底筋膜炎の方
・怪我などで足をかばう期間が長かった
こうした経験がある方は、距骨が内側にズレている期間が長いため、距骨を少し動かすだけで痛みが出やすいです。
ご自身でも距骨を意識したケアが必要になりますが、無理に動かす必要はありません。
大事なのは「元の位置を知る」こと
距骨が内側に入り、動かすと痛い場合、どこが元の位置かがわからないことが多いです。
そもそも、距骨がどこの骨なのかも知らない人がほとんどですもんね。
まずこの段階で必要なのは、
・距骨がどこにあるか触れる(脳が認識する)
・正しい位置がどこなのかを知る
・ 良い足の状態で支えた時でも距骨がズレないかを確認する
ことです。
距骨は小さな骨ですが、
足全体に影響する重要な骨です。
もし、
「自分の足、ちゃんと支えられてるのかな?」
「アーチが気になる」
そんな違和感があれば、
一度、距骨の状態を確認してみる価値はあります。
「これって距骨が関係してるのかな?」
そんな段階でも大丈夫です。
まずは状態を一緒に確認してみましょう。
気になる方は、お気軽にご相談ください。
ではまたっ!