こんにちは、矢島です。
雪もだいぶ溶けてきましたね。
大丈夫でしたか??
さて今日は足の小指側で支えることについてお話ししてみたいと思います。
<足の外側で支える>
足の外側で支えると良いというお話は、前にもブログに書いていますが、本日はもうちょっと踏み込んだ話です。
ちなみに以前のブログはこちら
https://ashi-seitai.com/2023/09/20/1909/
僕は「足の小指側で支えると良いですよ!」とお伝えすることが多いのですが、そうすると大勢の方が
「わかりました!足の外側に力を入れれば良いんですね!」
とおっしゃるんです。
確かにそう思われる気持ちはわかるのですが、実はちょっとこれは危険なのです。
足の小指側に力を入れると、確かに縦アーチが出来やすくなって良い気がします。
ただこれには実は一つ問題があって、力を入れようとすると「他の筋肉が過剰に力んでしまいやすい」のです。
他の筋肉が過剰に力んでしまった結果、膝や腰に負担がかかったり足首が固くなってしまったりします。
せっかく良い方向に向かおうとしていても、今度は別のところが悪くなってしまう。
それではもったいないですよね。
そこで僕がお伝えしているのが、足の外側が「床と接触している感覚を拾おうとする」です。
ん?ん??
どういうことですか??
という声が聞こえてきそうですが、みなさんそうなので大丈夫です。
めげずにお話しします。
<力を入れると感覚を拾うの違い>
『力を入れる』と『感覚を拾う』の違いです。
『力を入れる』のと『感覚を拾う』のとでは、身体に起こる反応がまるっきり違います!!
これは実践してみる方が分かりやすくて早いと思います。
まず立ってみて下さい。
そして足の外側(小指側)で支えようと力を入れてみて下さい。
どんな感じですか?
太ももとか足首とかが固くギュッとなる感覚はありませんか?
では、次に足の外側(小指側)の感覚を拾おうとしてみて下さい。
先ほどと比べると足の力みがなく、足裏の感覚を拾えていませんか?
これはどういうことか?
何が違うのかというと、脳と足の関係が違います。
「力を入れる」だと、脳が足に向かって命令して力を入れる感じになります。
神経の伝達の経路だと
脳⇨足
ですね。
一方「感覚を拾う」だと、足の感覚が脳に届き、その情報を元に足への出力が変化するということになります。
要するに
足⇨脳⇨足
ということになります。
脳から足への一方的な命令だと、色々なところに無理が生じてしまうんです。
一方で足⇨脳⇨足の場合は、足の感覚が脳に入り、それを脳がいい感じに処理し、いい感じに足に命令をしてくれるんです。
人間の身体はとても良く出来ています。
こんなメカニズムを知っているのと知らないのとでは、結果が全く変わってしまいます。
ぜひ、感覚を大切にトレーニングを続けていただきたいと思います。
それではまたっ!!